危険物取扱者 乙4 AI問題集(無料で150問)
法令・物理化学・性質消火の3科目、確認済みの問題150問を無料で繰り返し解けます。解説には消防法・危険物の規制に関する政令の条番号を記載。
乙4の試験は法令・物理化学・性質消火の3科目35問です。試験直前の仕上げとして、3科目の重要ポイントを一覧で確認します。全科目で60%以上の正解が合格基準です(消防試験研究センター「危険物取扱者試験受験案内」)。
法令(15問)の最重要テーマ
指定数量
各品名の指定数量を覚えます。試験で頻出の第4類の指定数量一覧です。
| 品名 | 指定数量 |
|---|---|
| 特殊引火物 | 50L |
| 第1石油類(非水溶性) | 200L(ガソリン・ベンゼン等) |
| 第1石油類(水溶性) | 400L(アセトン等) |
| アルコール類 | 400L(メタノール・エタノール等) |
| 第2石油類(非水溶性) | 1,000L(灯油・軽油等) |
| 第2石油類(水溶性) | 2,000L(酢酸等) |
| 第3石油類(非水溶性) | 2,000L(重油等) |
| 第3石油類(水溶性) | 4,000L(エチレングリコール等) |
| 第4石油類 | 6,000L |
| 動植物油類 | 10,000L |
保安距離(製造所等の基準)
| 対象施設 | 距離 |
|---|---|
| 住宅(居住用の施設) | 10m以上 |
| 高圧ガス施設等 | 20m以上 |
| 学校・病院等(多数が出入る施設) | 30m以上 |
| 重要文化財 | 50m以上 |
危険物保安監督者の選任条件と関連数値
- 選任条件:甲種または乙種の免状+6ヶ月以上の実務経験
- 選任・解任の届出:14日以内に市町村長等に届出(消防法第13条第2項)
- 丙種は保安監督者になれない
移動タンク貯蔵所(タンクローリー)の数値
- 最大容量:30,000L以下
- しきり板:4,000Lごとに厚さ3.2mm以上
- 移送時の有資格者乗車義務(消防法第16条の2)
免状に関する数値
- 写真の書換え期限:交付日または最後の書換えから10年以内
- 再交付後の旧免状返納期限:発見から10日以内
製造所等の区分
- 製造所:1種
- 貯蔵所:7種(屋内・屋外タンク・屋内タンク・地下タンク・簡易タンク・移動タンク・屋外)
- 取扱所:4種(給油・一般・移送・販売)
物理化学(10問)の最重要テーマ
燃焼の三要素と消火の対応
- 可燃物・酸素供給体・点火源(熱源)の3つ全てが必要
- 除去消火:可燃物を取り除く
- 窒息消火:酸素を遮断する(泡・CO2・粉末の原理)
- 冷却消火:温度を下げる(水の原理)
引火点と発火点の定義
- 引火点:外部の点火源で着火する最低の液温(例:ガソリン −40℃未満)
- 発火点:外部点火源なしで自然発火する最低温度(例:二硫化炭素 90℃)
燃焼範囲
- ガソリン:1.4〜7.6 vol%(下限値が低い=微量の蒸気でも引火)
- 範囲が広い=爆発の危険が高い
蒸気比重と液比重の計算と意味
- 蒸気比重 = 分子量 ÷ 29(空気の平均分子量)
- 蒸気比重>1 → 空気より重い → 低い場所に滞留
- 液比重<1 → 水より軽い → 水に浮く(例:ガソリン 0.65〜0.75)
静電気対策
- 非水溶性液体の流動・噴出で発生 → 点火源になる
- 対策:接地(アース)・流速制限・加湿
性質消火(10問)の最重要テーマ
第4類8品名の引火点と水溶性
| 品名 | 引火点範囲 | 代表物質 |
|---|---|---|
| 特殊引火物 | −20℃以下(または沸点40℃以下) | ジエチルエーテル・二硫化炭素 |
| 第1石油類(非水溶性) | 21℃未満 | ガソリン・ベンゼン・トルエン |
| 第1石油類(水溶性) | 21℃未満 | アセトン(−18℃) |
| アルコール類 | 炭素数1〜3の一価飽和脂肪族アルコール | メタノール(11℃)・エタノール(13℃) |
| 第2石油類 | 21〜70℃未満 | 灯油(40℃以上)・軽油(45℃以上) |
| 第3石油類 | 70〜200℃未満 | 重油(60℃以上) |
| 第4石油類 | 200〜250℃未満 | ギヤー油・シリンダー油 |
| 動植物油類 | 250℃未満 | ヤシ油・なたね油 |
消火方法の2大ルール
- 棒状注水は禁止:液体が飛散して火が広がる・水より軽い液体は水面に浮いて延焼拡大
- 水溶性液体にはAR型泡消火剤が必要:通常の泡は水溶性液体に溶けて消泡する(アセトン・アルコール類・酢酸等)
特殊引火物の重要数値
- 二硫化炭素:発火点90℃(第4類で最も低い)・液比重1.26(水より重い)
- ジエチルエーテル:引火点−45℃・長期保存で過酸化物生成
試験直前のチェックリスト
| 科目 | 自信度を確認すべきテーマ |
|---|---|
| 法令 | 指定数量表・保安距離・保安監督者の条件(6ヶ月・14日)・タンクローリー数値 |
| 物化 | 引火点と発火点の定義の違い・蒸気比重の計算式・燃焼範囲の意味 |
| 性消 | 8品名の引火点範囲・水溶性の区別・棒状注水禁止・AR型泡の適用 |
本番での時間配分
試験時間は120分で35問です。1問あたり平均3〜4分使えます。迷う問題は一旦飛ばし、確実に答えられる問題から解答します。見直しに20〜30分を確保できるよう、最初の60〜70分で全問を一周します。
CBT試験の場合、画面上で「後で確認する」フラグを立てることができます(テストセンターのシステムによって異なります)。フラグを活用して、確実な問題→後で確認する問題の順に解くと時間を有効に使えます。
試験前の最終確認Q&A
Q. 3科目すべて60%以上取れないとどうなりますか?
不合格になります。乙4の合格基準は「各科目60%以上の正解」です(消防試験研究センター「危険物取扱者試験受験案内」)。たとえば法令15問中11問正解・物化10問中7問正解でも、性消10問中5問(50%)しか取れなければ不合格です。3科目全部で基準を超えることが必要です。
Q. 試験当日に問題用紙は持ち帰れますか?
持ち帰れません。危険物取扱者試験の問題用紙は試験後に回収されます。これが公式過去問が存在しない理由です。CBT(コンピュータ)形式の場合は画面に表示されるため、そもそも用紙がありません。
Q. CBTと紙試験の合格率に差はありますか?
消防試験研究センターの公表データでは、CBT・紙試験の形式別合格率の比較は公開されていません。乙4全体の合格率は30〜40%台で推移しています(2026年度時点)。
Q. 試験の問題数は何問ですか?
乙4は法令15問・物化10問・性消10問の合計35問です。試験時間は120分です(消防試験研究センター「危険物取扱者試験受験案内」)。
法令科目の最重要数値一覧
試験直前に確認すべき数値を科目別に整理します。
| テーマ | 数値・内容 | 根拠 |
|---|---|---|
| 保安監督者の実務経験 | 6ヶ月以上 | 消防法第13条第1項 |
| 保安監督者選任・解任の届出期限 | 14日以内 | 消防法第13条第2項 |
| 免状写真の書換え | 10年以内 | 消防法第13条の9第2項 |
| 再交付後の旧免状返納 | 10日以内 | 消防法第13条の10第2項 |
| タンクローリー最大容量 | 30,000L | 危険物令第15条 |
| しきり板の設置間隔 | 4,000Lごと・厚さ3.2mm以上 | 危険物令第15条 |
| 保安講習受講サイクル | 3年以内ごと | 消防法第13条の23 |
性質消火科目の最重要数値一覧
| 物質 | 引火点 | 発火点 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ジエチルエーテル | −45℃ | 160℃ | 特殊引火物 |
| 二硫化炭素 | −30℃ | 90℃(第4類で最低) | 特殊引火物・液比重1.26(水より重い) |
| ガソリン | −40℃未満 | 約300℃ | 第1石油類非水溶性 |
| アセトン | −18℃ | 465℃ | 第1石油類水溶性・AR型泡が必要 |
| メタノール | 11℃ | 464℃ | アルコール類・水溶性・AR型泡が必要 |
| 灯油 | 40℃以上 | 220℃前後 | 第2石油類非水溶性 |
| 重油 | 60℃以上 | 250〜380℃ | 第3石油類非水溶性 |
乙4の合格基準と科目落ちの注意
乙4の合格基準は「各科目60%以上」です(消防試験研究センター「危険物取扱者試験受験案内」)。3科目すべてで60%以上を取ることが条件で、1科目でも60%未満だと不合格になります。これを「科目落ち」と呼びます。
法令・物化・性消の出題数は15・10・10問です。60%ラインはそれぞれ法令9問以上・物化6問以上・性消6問以上の正解が目安です。苦手科目を放置すると科目落ちのリスクが高まるため、3科目のバランスを意識した対策が重要です。特に得意科目で高得点を取っても、苦手科目の穴を埋めることはできません。
各科目の出題傾向と最終対策
法令(15問)の出題傾向
法令は出題数が最も多く(15問)、範囲も広いため計画的な対策が必要です。頻出テーマは指定数量・保安距離・製造所等の種別・保安監督者・免状に関する規定の5分野に集中しています。条文の数値(6ヶ月・14日・10年・10日・30,000L・4,000L等)を正確に覚えることが最優先です。
物化(10問)の出題傾向
物化は燃焼・消火の理論と危険物の基本的な物理・化学的性質が中心です。計算問題(蒸気比重)が1〜2問出題されることがあります。蒸気比重=分子量÷29という式と、蒸気比重>1なら空気より重くて低所に滞留するという意味を理解しておきます。
性消(10問)の出題傾向
性消は第4類8品名の引火点範囲・代表物質・水溶性の区別・消火方法が中心です。棒状注水禁止とAR型泡消火剤が必要な水溶性液体(アセトン・アルコール類等)は確実に押さえます。ガソリン・灯油・軽油・重油の引火点の大小関係(引火点が低い順:ガソリン<灯油<軽油<重油)も頻出です。
直前期の学習計画(試験3日前〜前日)
- 3日前:苦手科目の問題を集中して解く。間違えた問題の解説を読み、根拠条文を確認する
- 前日:数値の確認(6ヶ月・14日・10年・10日・30,000L・4,000L等)。新しい問題集は使わない
- 前日夜:試験会場・集合時間・持ち物(免状または証明書・受験票・筆記用具)の最終確認
本番当日は十分な睡眠と余裕のある到着時間(試験開始30分前を目安)が重要です。乙4はCBT方式(全国のテストセンターで受験)が主流になっています。予約は消防試験研究センターの公式サイトから行います(試験日の2営業日前まで予約可能です)。受験票は紙または電子で発行されます。試験本番は合格基準をクリアすることだけを意識して、3科目を均等に解答してください。
出典:消防試験研究センター「危険物取扱者試験受験案内」(2026年度版)、消防法第13条・第13条の9・第13条の23・第16条の2、危険物の規制に関する政令第9条・第15条等


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