ITパスポートのバウチャーとは、法人・団体が受験費用をまとめて前払いする仕組みです。ただし、2026年7月31日以降バウチャーの新規購入は一時停止しています(IPA公式)。現在の申込みはクレジットカードまたはコンビニ払いで行います。
この記事では、バウチャーとは何か、現状の取り扱い、今すぐ申し込む場合の方法を整理します。
バウチャーとは何か
ITパスポートのバウチャーは、企業・学校・団体が従業員や学生に受験をさせる際に使う前払い型の受験費用支払い方法です。バウチャーを購入した組織が「バウチャーコード」を発行し、受験者がそのコードを申込み時に使うことで、個人の支払いなしに受験できる仕組みです。
主に次のような場面で使われていました。
- 企業が社員の受験費用を一括で払う場合
- 学校・専門学校が学生の受験を推奨する場合
- 自治体・公的機関がITリテラシー向上の取り組みの一環で使う場合
2026年7月31日以降バウチャーの新規購入は停止している
IPAの公式案内によると、2026年7月31日以降、バウチャーの新規購入が一時停止されています。これは、2027年度から始まる新試験への移行準備に伴うものです。現時点で新規にバウチャーを購入することはできません。
バウチャーの再開見通しについては、IPAが「2026年秋頃に案内予定」としています(IPA公式)。新試験の実施体制が整った後、バウチャーの取り扱いも再開されるものと見られますが、具体的な日程は公表されていません。
バウチャーを既に持っている場合
すでにバウチャーを持っている場合は、現行試験の申込み期間(2026年12月末まで)中に使える可能性があります。ただし、バウチャーの有効期限・使用可能な条件はIPA公式の案内に従ってください。有効期限が切れているバウチャーは使えません。バウチャーの扱いに関する詳細な問い合わせはIPA(情報処理推進機構)の窓口への確認が確実です。
現在の申込み方法(バウチャーなし)
現在はバウチャーが使えないため、次の2つの方法で申し込みます。
| 支払い方法 | 金額 | 締め切りの注意 |
|---|---|---|
| クレジットカード | 7,500円(税込) | 試験前日の正午まで支払い可能。正午を過ぎると翌々日以降の試験日しか選べなくなる |
| コンビニ払い | 7,500円+187円(払込手数料)=7,687円 | 申込日を含めて3日目の23:59が払込期限。払込期限を過ぎると申込みが無効になる。試験日は申込日の5日後以降しか選べない |
コンビニ払いは「申込日の5日後以降」の試験日しか選べません。試験日の直前(3日前など)には間に合わないため、早めに申し込む必要があります。
企業が従業員に受験させる場合の代替方法
バウチャーが使えない今、企業が従業員のITパスポート受験を支援する場合の代替方法は次のとおりです。
| 方法 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 個人申込み+費用精算 | 従業員が個人のカード・コンビニで申し込み、会社が受験料を後払い精算する | 精算の可否・タイミングは会社のルールによる |
| 会社カードで申込み | 会社の法人カードを使って申込みする。受験者ごとに申し込む | IPA側では個人単位の申込みになる。バウチャーのような一括管理はできない |
| 研修費用として計上 | 受験料を業務上の研修費として扱う | 従業員への課税関係は状況による。経理・税務担当に確認を推奨 |
バウチャーが使われていた仕組みの詳細
バウチャーの停止前は、企業・学校がIPAのバウチャー購入ページから枚数単位で一括購入し、IPAが発行するバウチャーコードを受験者に配布していました。受験者はIPA公式サイトの申込みページでバウチャーコードを入力することで、受験料の個人支払いなしに申込みを完了できました。企業側は受験者ごとに支払い処理をする必要がなく、一括管理ができるため、複数名に受験させる際の事務コストを減らせる仕組みでした。
バウチャーに関するよくある質問
バウチャーを購入済みだが、払い戻しはされるか
IPAのバウチャー停止に関する公式案内では、払い戻しについての詳細な案内はありません。購入済みのバウチャーの扱いはIPA(情報処理推進機構)の窓口への問い合わせで確認してください。有効期限内であれば現行試験に使える可能性がある一方、2027年の新試験移行後の取り扱いは現時点では明示されていません。
現在手元にバウチャーがある場合、いつまで使えるか
手元にバウチャーがある場合は、バウチャーの有効期限とIPA公式が案内する使用可能期間を確認する必要があります。現行試験の受験申込みは2026年12月末までのため、現行試験での使用を検討している場合は早めにIPAに確認することが推奨されます。
バウチャーはいつ再開されるか
IPAは「2026年秋頃に案内予定」としています(IPA公式)。新試験体制が整った後に再開される見込みですが、再開後のバウチャーは新試験に対応した形になるものと考えられます。再開の詳細はIPA公式サイトの案内を確認してください。
バウチャーの停止が企業・学校に与える影響
バウチャーを使って社員や学生に一括受験をさせていた企業・学校・自治体にとって、停止期間中は個人単位の申込みに切り替える必要があります。複数名を管理・集計していた場合は、個人申込みへの移行に伴う管理工数が増えることになります。
| バウチャー利用前のパターン | 停止期間中の代替対応 |
|---|---|
| 企業が社員の受験費用を一括前払いしていた | 個人申込み後に会社へ費用精算を申請する形に変更 |
| 学校・専門学校が学生の受験を一括管理していた | 学生個人がIPAマイページから申し込み・費用は学校が立替または補助 |
| 自治体がITリテラシー向上事業でバウチャーを使っていた | 事業の実施方法をIPAに問い合わせて確認する |
まとめ
バウチャーは2026年7月31日から新規購入が一時停止しています。現在の申込みはクレジットカードまたはコンビニ払いで行います。バウチャーの再開についてはIPAが秋頃に案内するとしており、2027年の新試験体制に合わせて変更される見込みです。企業で複数名の受験を支援する場合は、個人申込み+費用精算か会社カードでの申込みが代替手段になります。購入済みのバウチャーについては、IPA窓口への確認が確実です。


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