消防設備士免状の記載事項と写真書換え。期限の計算方法・再交付の手続き

消防設備士免状の記載事項と写真書換え。期限の計算方法・再交付の手続き 資格

消防設備士免状に記載されている事項

消防設備士免状には、以下の事項が記載されています。

  • 氏名・生年月日
  • 免状の交付番号
  • 交付した都道府県知事の名(交付都道府県)
  • 交付年月日
  • 消防設備士の種類(甲種または乙種・類の別)
  • 写真(貼付)

免状は全国共通で有効です。東京で取得した乙種第6類の免状は、他の都道府県の防火対象物でも同じく使用できます。

免状の交付申請手続き

試験に合格したあと、免状の交付を受けるには受験した都道府県の消防試験研究センター支部へ申請します。

申請に必要なもの

  • 合格通知書(または合格はがき)
  • 写真1枚(縦4cm×横3cm・正面・無帽・無背景・6か月以内撮影)
  • 手数料:2,900円(定額小為替または収入証紙)
  • 返信用封筒(84円切手貼付・住所記入)

申請書は消防試験研究センターのウェブサイトからダウンロードできます。郵送申請が一般的です。免状の交付まで通常2〜3週間程度かかります。

他の都道府県で取得した類を免状に追記する方法

すでに免状を持っている状態で別の類・別の種別に合格した場合、新しい免状を取得するのではなく、既存の免状に合格した類を追記(書換え)する手続きをとります。

追記の申請先は、居住地または勤務地を管轄する都道府県知事(消防試験研究センター支部が窓口)です(消防法第17条の12第1項)。免状を交付した都道府県以外でも申請できます。

写真書換えは10年以内に義務がある

消防設備士免状には有効期限がありません。ただし、消防法第17条の12により、免状の写真を定期的に書き換える義務があります。

写真書換えの期限

写真書換えの期限は、免状の交付日(または直前の写真書換え日)以後の最初の4月1日から10年以内です(消防法施行規則第33条の15)。

免状の交付日 最初の4月1日 書換え期限
2024年(令和6年)8月 2025年(令和7年)4月1日 2035年(令和17年)3月31日まで
2024年(令和6年)3月 2024年(令和6年)4月1日 2034年(令和16年)3月31日まで

写真書換えを怠ると、消防法第17条の13の返納命令の対象になります(定期講習未受講と同様の取り扱い)。期限が近づいたら早めに申請しましょう。

写真書換えの申請先と手続き

写真書換えの申請先は、居住地または勤務地を管轄する都道府県知事(消防試験研究センター支部が窓口)です(消防法第17条の12第1項)。免状を交付した都道府県以外でも申請できます。

書換えに必要なもの

  • 現在の免状
  • 写真1枚(縦4cm×横3cm・正面・無帽・無背景・6か月以内撮影)
  • 手数料(各都道府県により異なる・1,600円前後が目安)
  • 返信用封筒

郵送申請が可能です。書換え後の免状が届いたら、写真と交付年月日が更新されていることを確認してください。

免状の再交付(亡失・き損した場合)

免状を紛失したり破損した場合は再交付の申請ができます。申請先は免状を交付した都道府県の消防試験研究センター支部です。

  • 亡失の場合:亡失届(始末書)と写真・手数料が必要
  • き損の場合:現在の免状・写真・手数料が必要

再交付後に亡失した免状が見つかった場合は、速やかに発見した免状を返納します(消防法の規定による)。

試験での出題パターン

免状・写真書換えに関する出題は「法令(共通)」科目から出ます。以下の点が問われやすいです。

  • 写真書換えの義務の根拠条文:消防法第17条の12(「免状の書換え」)
  • 書換え期限の計算:「交付日以後最初の4月1日から10年以内」(施行規則第33条の15)
  • 申請先:「居住地または勤務地を管轄する都道府県知事」(消防法第17条の12第1項)
  • 写真書換えを怠った場合:返納命令の対象(消防法第17条の13)

試験では「交付した都道府県の知事に申請する」「5年ごとに書き換える」などの誤りの選択肢が出ることがあります。申請先は「居住地または勤務地を管轄する都道府県知事」、期限は「最初の4月1日から10年以内」を正確に押さえてください。

この記事を書いた人

業種別のツールを、一人で作っています。開業前の収支シミュレーター、法定研修キット、資格の問題集。どれも、厚生労働省の告示や調査の原文を自分で確かめてから数字を組み込んでいます。使う人が「この数字、合ってるか」と不安になるようなツールは作りたくないので。

上場企業で20年間、営業ひとすじ。電話営業・インサイドセールスから、約70名のチームのマネジメントへ。現場で「根拠のない数字」が判断を狂わせる場面を見続けてきたせいか、ツールを作るときも出典を確かめずにはいられません。

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