乙6の構造機能整備(筆記)は9問あり、消火器の種類・構造・薬剤・点検整備の手順が問われます。筆記30問中9問(30%)で最も問題数が多い科目です。消火器の各方式(蓄圧式・加圧式)の構造と、鑑別(実技5問)への連動が得点を左右します。
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▶ 消防設備士 乙種第6類 問題集
構造機能整備の出題テーマ一覧
| テーマ | 出題比率(目安) |
|---|---|
| 消火器の種類と適応火災(A・B・C) | 高 |
| 蓄圧式消火器の構造と各部名称 | 高 |
| 加圧式消火器の構造と加圧用ガス容器 | 高 |
| 内部点検・整備の手順と交換部品 | 高 |
| 消火薬剤の種類と特性 | 中 |
| 規格省令の数値(圧力・温度・年数) | 中 |
| 放射試験・耐圧試験の要件 | 中 |
学習する順番の考え方
構造機能整備20問は出題範囲が広いため、次の順番で学習するのが効率的です。
最初に消火器の大分類(水・泡・CO2・粉末・強化液等)と適応火災(A・B・C)の組み合わせを覚えます。次に蓄圧式と加圧式の構造の違いを押さえます。蓄圧式は本体容器内に窒素ガスが充填されており、指示圧力計(グリーンゾーン)で内圧を確認できます。加圧式は別体の加圧用ガス容器(二酸化炭素・窒素)を内蔵しており、レバー操作で加圧ガスが放出されて薬剤を押し出す構造です。
構造を理解したら、内部点検の手順(外観確認→分解→薬剤確認→組み立て)と廃棄・交換の判断基準を覚えます。最後に規格省令の数値(製造後10年以上で耐圧試験が必要等)を暗記します。
蓄圧式と加圧式の比較
| 比較項目 | 蓄圧式 | 加圧式 |
|---|---|---|
| 加圧の仕組み | 本体容器内に窒素ガス充填 | 加圧用ガス容器(CO2等)を内蔵 |
| 圧力確認 | 指示圧力計で常時確認可能 | レバー操作前は圧力計なし(加圧式はない) |
| 内部点検の頻度 | 製造後5年(以後5年ごと) | 製造後3年(以後3年ごと) |
| 代表的な消火器 | ABC粉末蓄圧式・強化液 | 旧来型のABC粉末消火器(現在は少ない) |
整備でよく問われる判断基準
構造機能整備の問題では、消火器の廃棄・整備・継続使用の判定基準が繰り返し出ます。
容器本体に変形・腐食・損傷がある場合は廃棄します(規格省令第22条)。安全栓が変形・損傷している場合は交換します。ホース・ノズルの詰まり・ひび割れは交換が必要です。粉末薬剤が固化している場合は薬剤を交換します。指示圧力計のグリーンゾーン外の場合は整備(再充填)が必要です。
規格省令の重要数値
消火器具の技術上の規格を定める省令(規格省令)から、以下の数値が頻出です。
| 項目 | 基準値 |
|---|---|
| 製造後10年以上(蓄圧式)で必要な試験 | 耐圧試験(水圧試験) |
| 内部点検の開始年(蓄圧式) | 製造後5年 |
| 内部点検の開始年(加圧式・化学泡) | 製造後3年 |
| 蓄圧式の使用圧力範囲(指示圧力計グリーン) | 0.7〜0.98MPa(製品による) |
| 放射試験後の内部点検実施間隔 | 3年(業務用・加圧式) |
まとめ
構造機能整備20問の攻略は、消火器の種類と適応火災の組み合わせ→蓄圧式・加圧式の構造の違い→内部点検と廃棄の判定基準→規格省令の数値、の順に学習するのが効果的です。実技(鑑別)との連動が大きいため、機器の写真や図を使って構造を視覚的に理解すると得点が安定します。
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