危険物取扱者 乙4 AI問題集(無料で150問)
法令・物理化学・性質消火の3科目、確認済みの問題150問を無料で繰り返し解けます。解説には消防法・危険物の規制に関する政令の条番号を記載。
危険物取扱者乙種第4類(乙4)は、受験資格がありません。年齢・学歴・職歴に関係なく、誰でも申し込めます(消防試験研究センター「危険物取扱者試験受験案内」)。試験方式はCBT(コンピュータを使った試験)と書面試験の2種類があります。この記事では、申込みの手順から試験当日の流れ・合否通知・免状交付まで、受験前に確認しておくべき情報を整理します。
乙種は受験資格なし。甲種は学歴・実務経験が必要
危険物取扱者の種類には甲種・乙種・丙種の3種類があります。
| 種類 | 受験資格 | 取り扱える危険物 |
|---|---|---|
| 甲種 | 大学等で化学に関する学科等を修めた者、または乙種4類を含む4種類以上の乙種免状を持つ者など | 全種類の危険物 |
| 乙種(第1〜6類) | 受験資格なし(制限なし) | 免状に指定された類の危険物 |
| 丙種 | 受験資格なし(制限なし) | 第4類のうちガソリン・灯油・軽油等に限定 |
乙4は乙種第4類の略で、第4類危険物(引火性液体)の取扱いができます。自らの立会い(乙種の場合は、危険物取扱者の立会いがあれば資格のない人も取扱い可能)ができる点で、丙種より権限が広くなります。
試験実施機関は一般財団法人消防試験研究センター
危険物取扱者試験は、一般財団法人消防試験研究センターが各都道府県で実施します(消防法第13条の2)。試験の日程・会場・申込み方法は同センターの公式サイトで確認します。
CBT試験と書面試験の違いを把握する
乙4の試験方式はCBTと書面(筆記)の2種類があります。試験の内容・問題数・合格基準は同じです。
| CBT試験 | 書面試験 | |
|---|---|---|
| 解答方式 | テストセンターのパソコンで解答 | マークシート(鉛筆で記入) |
| 実施頻度 | 通年・ほぼ毎日(テストセンターの空き次第) | 都道府県ごとに年2〜数回程度 |
| 予約方法 | ウェブから申込後、日時・会場を選択 | 書面またはウェブで申込み |
| 合否の確認 | 試験後にセンターのウェブで確認可能(即日〜翌日程度) | 後日、センターのウェブまたは郵送で通知 |
CBT試験は日程の自由度が高く、都市部を中心にテストセンターが多数あるため、すきま時間で受験しやすいです。
CBT試験の申込み手順(4ステップ)
CBT試験は消防試験研究センターのウェブサイトから申し込みます。手順は次の4ステップです。
- アカウント作成(初回のみ):消防試験研究センターの受験申込サイトでアカウントを作ります。
- 試験の申込み:受験種別(乙種第4類)・都道府県・試験方式(CBT)を選択して申し込みます。
- 受験料の支払い:クレジットカードまたはコンビニ収納で支払います。受験料の最新金額は消防試験研究センターの公式サイトで確認してください(2026年度版では乙種の受験料が変更になっている場合があります)。
- テストセンターと日時の選択:支払い完了後、テストセンターと受験日時を選択します。整理票(受験票)をプリントアウトまたはPDF保存します。
試験日の変更はキャンセル・再申込み扱いになる場合があるため、申込み前に受験可能な日程を確認してから手続きします。
試験当日の流れ
- 持ち物の確認:整理票(受験票)・本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード等)を用意します。
- テストセンターへ:受験時間の10〜15分前までに到着します。
- 受付・荷物の預け入れ:受付で確認後、スマートフォン・時計・参考書類は持込み不可のため預けます。ロッカーを使います。
- 試験室へ:試験官の案内で試験室に入ります。メモ用紙と筆記用具が貸し出されます。
- 試験(35問・120分):画面の問題を読んで選択肢をクリックして解答します。残り時間が表示されるので確認しながら進めます。
- 終了・退出:解答後に終了操作をして退室します。
試験時間は120分(2時間)ですが、問題数は35問なので早く終わる人がほとんどです。見直しに十分な時間があります。
合格発表と合否確認
CBT試験の合否は、試験終了後にセンターのウェブサイトで確認できます(翌日以降、受験番号で検索)。書面試験は試験後に郵送または掲示で通知されます。
合格基準は、すべての試験科目(法令・物理化学・性質消火)でそれぞれ60%以上の正解です。いずれか一つでも60%未満の科目があると不合格になります(消防試験研究センター「危険物取扱者試験受験案内」)。
乙種の他の類(乙1・乙2・乙3・乙5・乙6)をすでに取得している場合、乙4の試験で試験科目の一部が免除される制度があります(消防法第13条の7)。免除を受けると、解答する問題数が少なくなります。
合格後の免状交付申請
合格後は、都道府県に免状交付申請を行います。免状交付の申請書類と流れは次のとおりです。
- 申請書(消防試験研究センターから入手または公式サイトからダウンロード)
- 合格通知書
- 写真(縦4.5cm×横3.5cm)
- 手数料(都道府県収入証紙等)
申請先は各都道府県の消防試験研究センターです。免状は申請後1〜2週間程度で交付されます(都道府県により異なります)。免状の交付を受けて初めて、危険物取扱者として業務に従事できます。
受験料と試験日程の確認方法
受験料は消防試験研究センターの公式サイトで確認してください(2026年度は金額が変更されている可能性があります)。試験会場はCBT試験ではテストセンター(全国各地)、書面試験は各都道府県の指定会場になります。
CBT試験の日程・会場の空き状況は申込み後にウェブから確認できます。都市部では毎日複数の時間帯が開いていますが、土日・祝日は埋まりやすいです。試験日の1〜2ヶ月前には申し込みを始めると、希望の日程を確保しやすくなります。
試験の一部免除制度(乙種他類を持っている場合)
乙種の他の類(乙1・乙2・乙3・乙5・乙6)をすでに取得している場合、乙4を受験する際に「物理学および化学」の科目が免除されます(消防法第13条の7)。免除後の試験問題は25問(法令15問・性質消火10問)になります。科目免除を受けるには、申込み時に既得免状の種類を申告し、試験会場に免状を持参する必要があります。
免状の写真書換えと再交付
危険物取扱者免状には有効期限がありませんが、写真の書換えが必要です(消防法第13条の4)。免状の写真は取得から10年以内に書き換える必要があります。書換え手続きは、居住地または勤務地の都道府県の消防試験研究センターに申請します。
免状を紛失・汚損した場合は「再交付」の手続きができます(消防法第13条の5)。再交付の申請は、免状を交付した都道府県または現在の居住地・勤務地の都道府県の消防試験研究センターで行います。
乙4はどんな職場で役立つか
乙4の資格が業務に活かせる職場の例を整理します。
- ガソリンスタンド(給油取扱所):ガソリン(第1石油類)・灯油・軽油(第2石油類)を取り扱います。危険物取扱者の有資格者が一定数必要です。セルフスタンドでも、監視・操作を行う従業員は乙4が推奨されます。
- 石油製品の製造・物流施設:タンクローリーの移送業務では乙4の免状保有者の乗車が義務付けられています(消防法第16条の2)。
- 工場・倉庫(溶剤・塗料等の取扱い):アセトン・トルエン・酢酸エチルなどの溶剤(第1石油類)を取り扱う工場では、危険物取扱者の有資格者の立会いが必要です。
- 病院・介護施設・薬局(消毒用アルコール等):消毒用エタノール(アルコール類)を大量に使用する施設では、指定数量を超える場合に危険物取扱者の有資格者が必要です。
不合格後の再受験について
乙4は不合格でも、同じ都道府県または他の都道府県で再受験できます(再受験の制限期間なし)。CBT試験は通年実施されているため、不合格後すぐに日程を確保できます。ただし、申込みは再度最初から行う必要があります。
科目合格制度はありませんが、乙種の他の類(乙1・乙2・乙3・乙5・乙6)の免状があれば、乙4受験時に物理化学の科目が免除されます。まず他の乙種から取得し、科目免除を活用してから乙4を受験するという戦略も選択肢の一つです。
試験直前の当日チェックリスト
CBT試験の当日に確認するポイントをまとめます。
- 整理票(受験票):印刷またはPDFをスマートフォンに保存(プリントアウト推奨)
- 本人確認書類:運転免許証・マイナンバーカード・パスポート等の顔写真付き証明書(1点)
- 持込み不可:スマートフォン・参考書・メモ用品・電卓など(すべてロッカーに預ける)
- 時間の余裕:受験時間の10〜15分前には到着する
科目免除を受ける場合は、既得免状の原本も持参します。試験室ではメモ用紙と筆記用具が貸し出されるため、自分で持ち込む必要はありません。
乙4を取ったら次はどうする?
乙4取得後にキャリアを広げる主な選択肢は次のとおりです。
- 甲種へのステップ:乙4を含む4種類以上の乙種免状を取得すると、甲種の受験資格を得られます。甲種は全種類の危険物を取り扱えます。
- 他の乙種の取得:乙1〜乙6まで取ると、取扱いできる危険物の範囲が広がります。科目免除の制度もあります。
- 実務での活用:ガソリンスタンド・石油化学プラント・消防用設備のある施設など、危険物取扱者の有資格者が義務付けられている現場での立会い・取扱いに就けます。
申込みから合格・免状取得までのよくある質問
CBT試験とペーパー試験、どちらを選べばよいですか?
スケジュールの自由度を重視するならCBT試験、試験日を決めてから準備したい場合はペーパー試験(書面試験)が向いています。CBT試験は全国のテストセンターで年間を通じて受験でき、空きがあれば数日以内に受験できます。ペーパー試験は都道府県ごとに日程が決まっており、申込期間に合わせる必要があります。どちらの方式で受験しても取得できる免状は同じです。
電子申請と書面申請はどちらがよいですか?
手数料が電子申請(3,500円)のほうが書面申請(3,700円)より安く、スマートフォンやPCから24時間申し込めるため電子申請が便利です。書面申請は受付窓口に持参または郵送する必要があります。申込締め切りは試験日の約2週間前が多いため、余裕を持って申し込んでください。
試験当日に緊張して力が出せないときはどうすればよいですか?
試験時間は2時間(免除なしの場合)で、35問なので単純計算1問あたり約3.4分です。解けない問題は飛ばして解ける問題から先に解くと、時間的な余裕が生まれます。CBT試験ではフラグ機能(後で確認する印)を使えることが多いので、確認したい問題にフラグをつけて後から見直す方法が有効です。
不合格になった場合、同じ試験をすぐ再受験できますか?
CBT試験の場合、不合格後に次の試験を申し込むまで2週間程度の待機期間が設定されています(消防試験研究センターの案内を確認)。ペーパー試験の場合は次の試験日(都道府県によって年数回)を待つ必要があります。再受験時も3科目すべてを受験し直す必要があり、科目ごとの持ち越し合格はありません。
免状を紛失した場合はどうすればよいですか?
都道府県に再交付申請を行います(消防法第13条の5)。申請書・写真・手数料が必要です。紛失時は速やかに申請してください。再交付中でも記録上は有資格者ですが、業務従事時は免状の携帯が必要な場合があるため、速やかな対応が必要です。
出典:一般財団法人消防試験研究センター「危険物取扱者試験受験案内」(2026年度版)、消防法第13条の2・第13条の5・第13条の7


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