「液化石油ガス設備士、受けることになったけど……何から始めればいいの?」
本屋に行っても、参考書がほとんどありません。
ネットで調べても、出てくる情報が多くありません。
まわりに、教えてくれる人もいません。
「このまま勉強して、本当に受かるのかな……」
そんな不安、ありませんか?
大丈夫です。この記事を読めば、もう迷いません。
何を、どの順番でやればいいかが、はっきり分かります。
しかも最後に、「受かる人と落ちる人を分けている、たった1つのこと」をお伝えします。
これを知らずに勉強を始めると、時間をムダにします。
逆に、これさえ知っていれば、合格にぐっと近づきます。
まずは、この試験の「本当のところ」から見ていきましょう。
そもそも、なぜこの資格を目指すのか
液化石油ガス設備士は、免状を取ることで、法令上その資格が必要とされるLPガスの設備工事に携われるようになります(出典:プロコミ)。硬質管とガス栓の接続など、災害防止の観点からとくに重要とされる作業は、この資格を持つ人でなければ行えません。
仕事の内容は、個人宅や店舗・法人などを回りながら、硬質管どうしの接続、調整器やガスメーターとの接続、気密試験などを行うのが中心です(出典:プロコミ)。就職先によっては、資格手当が出るケースもあります。
「取っておけば安心」というだけでなく、実際の仕事の幅が広がる資格だからこそ、しっかり準備して臨みたいところです。
じつは、3人に2人が落ちている試験です
液化石油ガス設備士の合格率は、だいたい35%くらいです。
(出典:高圧ガス保安協会の公表データ・令和6年度試験結果)
つまり、3人に1人ほどしか受かりません。
言いかえると、6割以上(およそ3人に2人)が落ちています。
「え、そんなに落ちるの?」と思ったかもしれません。
でも、こわがらなくて大丈夫です。
落ちる人の多くは、頭が悪いわけではありません。
ただ、“やり方”をまちがえているだけなのです。
正しい進め方さえ知れば、あなたはこの「受かる35%」に入れます。
そもそも、何が問われる試験なの?
勉強を始める前に、まず「敵を知る」ことが大事です。試験の中身を、かんたんに整理します(出典:高圧ガス保安協会、アガルート資格ルート)。
学科試験(ペーパーテスト)
- 法令:試験時間60分。ガスに関する法律やルールを問われます
- 配管理論等:試験時間90分。配管の仕組みや計算問題が中心です
どちらもマークシートの択一式です。記述式ではないので、正しい答えを選べれば得点になります。
技能試験(実際の作業)
技能試験では、次の5つが試されます。
- 配管用の材料・工具の使い方
- 硬質管(かたい配管)の加工・接続
- 器具などの取り付け
- 気密試験(空気がもれないかの確認)
- 漏えい試験(ガスがもれないかの確認)
持ち時間は、電動ねじ切り機を使う場合は60分、手動の場合は75分です。時間内に、正確に作業を終える必要があります。
合格ライン・受験料
合格基準は、学科・技能とも、それぞれ満点の60%程度とされています(出典:高圧ガス保安協会)。100点を取る必要はなく、6割を安定して取れれば十分です。
受験料は22,700円(非課税)です。決して安くはないので、1回で受かる前提で、しっかり準備しておきたいところです。
受験資格に制限はなく、どなたでも受験できます。ただし技能試験は実務での経験が前提となる内容のため、多くの方が仕事をしながら準備を進めているのが実状です(出典:アガルート資格ルート)。
落ちる人がやっている、ざんねんな勉強
落ちてしまう人には、共通点があります。
それは、“あれもこれも”と手を広げすぎることです。
- 新しい参考書を、何冊も買ってしまいます。
- いきなり、むずかしい問題ばかりやってしまいます。
- ぜんぶを完璧に覚えようとしてしまいます。
やる気があるのは、すばらしいことです。
でも、これでは時間が足りなくなって、本番で力が出せません。
正しい勉強は、たった2つだけ
やることは、たったの2つです。むずかしく考えなくて大丈夫です。
① 学科(ペーパー試験):過去問を、何度も、くりかえします。
② 技能(じっさいの作業):早めに、手を動かして練習します。
① 学科は「過去問のくりかえし」がすべて
学科は、マークシートのテストです。
そして、前に出た問題と、にた問題がよく出ます。
だから、新しい本をたくさん買うよりも、
過去問を1〜2年分、何度も解くほうが、ずっと受かります。
同じ問題を、3回、4回とくりかえします。
最初はできなくても大丈夫です。くりかえせば、体が覚えます。
これは自転車と同じです。
最初は乗れなくても、練習すれば、自然と乗れるようになりますよね。
② 技能は「早めに手を動かす」
技能は、じっさいに作業をするテストです。
これは、読むだけでは、ぜったいにできるようになりません。
料理と同じです。
レシピを何回読んでも、作ってみなければ、上手くなりませんよね。
だから、早めに手を動かす練習を始めておきましょう。
「時間内に終わる」まで、くりかえすのがコツです。
過去問は、どこで手に入るの?
過去問は、試験をやっている「高圧ガス保安協会」の公式サイトに、無料で公開されています。
まずは、いちばん新しい年(令和6年・令和7年)を手に入れて、解いてみましょう。
今の自分が、どれくらいできるのかが分かります。ここがスタートです。
試験は、いつあるの?
液化石油ガス設備士の試験は、年に1回だけです。
- 筆記(学科):だいたい11月ごろ
- 技能(実技):だいたい12月ごろ
申し込みは、夏〜秋(8〜9月ごろ)にあります。
年に1回しかないので、申し込みを忘れると、また1年待ちになってしまいます。
正確な日程は、必ず高圧ガス保安協会(KHK)の公式サイトで、早めに確認しておきましょう。
いつから始めればいいの? ざっくりスケジュール
試験は年に1回なので、逆算して準備するのがおすすめです。目安として、こんな流れで大丈夫です。
- 3ヶ月前(夏ごろ):まず過去問を1年分、時間を計らずに解いてみる。今の自分の実力を知るところから
- 2ヶ月前:学科の過去問を、くりかえし解く期間。まちがえた問題にしるしをつけて、そこだけ何度も復習する
- 1ヶ月前:技能試験の練習を本格化。時間を計って、本番と同じ条件で練習する
- 1週間前:新しいことは増やさない。今まで解いた過去問を、もう一度ぜんぶ通しで確認する
ポイントは、直前になって焦って新しい参考書に手を出さないことです。今までやってきたことを信じて、仕上げに集中しましょう。
よくある不安、正直にお答えします
独学で大丈夫? 講習は受けた方がいい?
過去問のくりかえしだけで学科は十分対応できるという声が多いですが、技能試験は、独学だと不安が残りやすい部分です。実際に手を動かして教えてもらえる講習(高圧ガス保安協会などが実施)を、技能だけでも受けておくと安心材料になります。
仕事をしながらでも間に合う?
はい。実際、受験者の多くは働きながら準備をしています(出典:アガルート資格ルート)。だからこそ、まとまった時間より、スキマ時間の積み重ねが効いてきます。
もし落ちてしまったら?
試験は年に1回なので、たしかに悔しいです。ですが、一度受けておくと、本番の空気感や時間配分が分かります。次に向けて、何が足りなかったかもはっきりします。落ちても、それは決して無駄にはなりません。
お待たせしました。“受かる人だけが知っている、1つのこと”
それでは、最初にお約束した答えです。
受かる人と、落ちる人を分けている、たった1つのこと。
それは——
「スキマ時間に、過去問をくりかえしたかどうか」です。
受かる人は、机に向かう時間だけで勉強していません。
- 通勤の電車の中
- お昼休みの5分
- 寝る前の、ちょっとした時間
こういう“スキマ時間”に、スマホで過去問を1問、また1問と解いています。
1日5分でも、1ヶ月で150分になります。
この小さな積み重ねが、「受かる35%」と「落ちる65%」を分けます。
スキマ時間に解けるアプリを、作りました
でも、正直に言うと——
これまで液化石油ガス設備士には、スマホで使える過去問アプリが、ほとんどありませんでした。
そこで、令和6年・令和7年の過去問を、スマホでサクサク解けるアプリを作りました。
過去問は、無料で使えます。
通勤中でも、休憩中でも、1問だけでもOKです。
この「スキマ時間の1問」が、あなたを合格に近づけます。
まとめ
- 合格率は約35%です。でも“やり方”を正せば、ちゃんと受かります(出典:高圧ガス保安協会)。
- 学科は過去問のくりかえしです。技能は早めに手を動かします。
- 受かる人は、“スキマ時間”に過去問をくりかえしています。
- 過去問はKHK公式で無料です。アプリを使えば、スキマ時間に解けます。
むずかしく考えず、コツコツ続けましょう。
一歩ずつで、大丈夫です。
頑張るあなたを、心から応援しています。
「なぜこの資格には過去問アプリがほとんどないのか」を、受験者数のデータから解説した記事もあります。
▶ 液化石油ガス設備士に、過去問アプリがほとんど存在しない理由


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