データサイエンティスト検定(DS検定 リテラシーレベル)を独学で受けようと決めて、参考書を買って、いざ勉強を始めたときに、多くの人が同じところで戸惑います。「過去問は、どこにあるんだろう」と。
結論から言うと、DS検定には、一般に公開されている過去問がありません。ここが、他の資格と大きく違うところです。この記事では、過去問がない試験を独学でどう攻略するか、そして受かる人が演習で何をしているかを、やさしく整理します。
DS検定に「過去問」がない理由
DS検定は、2021年に始まった比較的新しい試験です。運営するデータサイエンティスト協会は、公式のサンプル問題は公開していますが、実際に出題された問題(過去問)は公開していません(出典:データサイエンティスト協会)。
つまり、簿記や英検のように「過去問を何年分も解いて本番に慣れる」という、多くの人がやってきた勉強法が、DS検定では使えないのです。ここを知らずに勉強を始めると、「参考書は読み終わったけれど、本番の問題がどんな形で出るのかわからない」という不安な状態のまま、試験当日を迎えることになります。
過去問がないと、はまりやすい落とし穴
独学でつまずく人には、共通のパターンがあります。それは、参考書を読んで「理解したつもり」になってしまうことです。
DS検定は、データサイエンス力・データエンジニアリング力・ビジネス力という3つの領域から、幅広く出題されます(四肢択一のマークシート形式)。読んで「わかった」と思っても、いざ選択肢の形で問われると、意外と手が止まります。知識を「知っている」状態と、問われて「答えられる」状態は、別物だからです。合格率も、回によって変わりますが、近年はおおむね40〜50%程度と各所で解説されており、決して油断できる試験ではありません。
それでも受かる人が、演習でやっていること
過去問がなくても、独学で合格していく人はたくさんいます。その人たちが演習でやっていることは、だいたい次の3つに整理できます。
1. 問題を解いて「問われ方」に慣れる。参考書を読むだけでなく、実際に問題を解く。そうすることで、知識が「使える形」に変わります。どんな角度で聞かれるかを体で覚えるのが、過去問がない試験では特に大事です。
2. 間違えた分野を記録して、弱点を潰す。3つの領域のうち、自分がどこで間違えやすいかを把握する。統計が弱いのか、ビジネス寄りの問題が弱いのか。弱点がわかれば、そこを重点的に埋められます。
3. 本番の形式で、時間の感覚をつかむ。DS検定は90〜100問を90〜100分ほどで解きます。1問にかけられる時間は、そう長くありません。本番と同じ量・同じ時間で解く経験を一度でもしておくと、当日あわてずにすみます。
演習量を、どうやって確保するか
ここで問題になるのが、「過去問がないなら、何を解けばいいのか」です。使えるものは、公式のサンプル問題、参考書の章末問題、そして各社が作っている予想問題です。ただ、公式サンプルや章末問題は数が限られていて、繰り返すうちに答えを覚えてしまい、演習になりにくいという弱点があります。
そこで、数を気にせず問題を解ける環境があると、独学はぐっと楽になります。私たちが作ったDS検定 AI問題演習は、まさにこの「過去問がない」課題のために用意したものです。AIが3領域の予想問題を出題し、分野別に演習でき、本番と同じ形式の模試もあります。1日3問までは無料で試せるので、独学の演習が足りないと感じたときの、ひとつの選択肢にしてみてください。
独学でも、十分に狙えます
勉強時間の目安は、50〜100時間ほどとよく言われます(基礎知識がない場合は、もう少し多めに見ておくと安心です)。決して軽い試験ではありませんが、計画的に演習を積んでいけば、未経験からでも独学で十分に狙える範囲です。
過去問がないことを、不利だと感じる必要はありません。やることは、参考書で土台を作り、問題演習で「答えられる形」に変え、弱点を埋めていく。この順番を守れば、着実に合格に近づけます。まずは、今の自分がどの領域に弱いのかを、問題を解いて確かめるところから始めてみてください。
あわせて、DS検定に合格する人がやっている勉強法も、勉強の進め方の参考にしてみてください。
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