半年くらい、咳が続いていました。
朝起きたときが一番ひどくて、外に出ると少し楽になる。帰ってくるとまた咳が出る。風邪ではないとわかっているのに、止まりません。
ホコリのせいだと思って、週末に徹底的に掃除しました。棚の上、ソファの下、カーテンレールの上。取れるほこりを全部取りました。
咳は、止まりませんでした。
病院に行って検査をして、医師に言われたのは「カビのアレルギー」でした。
ホコリとカビ、症状が似ているから気づきにくい
ハウスダストのアレルギーとカビのアレルギーは、症状がよく似ています。くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、咳。どちらも空気中に浮遊した粒子を吸い込むことで起きます。
違うのは、原因の場所です。
ハウスダストはホコリの中にいるダニの死骸や糞が主な原因とされています。掃除機をかけて、ホコリを減らすことが対処になります(参考:アレルギーポータル・日本アレルギー学会監修)。
カビは菌糸と胞子が原因です。胞子は空気中に漂っていて、吸い込むことで気道に炎症が起きることがあるとされています(参考:厚生労働省「カビ及びダニ対策について」)。そしてカビは、ホコリを取るだけでは消えません。
カビが潜んでいる場所は、見えないところです
カビは湿度と温度があれば、どこにでも生えます。問題は「見えないところに生えている」ことです。
エアコンの内部はその代表です。冷房をつけたとき、室内機の中で結露が起きます。その水分がフィルターの奥に溜まり続けると、カビが育ちます。エアコンを動かすたびに、その空気が部屋中に広がります。
押し入れやクローゼットの奥も同じです。通気が悪く、湿気がこもりやすいです。布団や衣類に密着した状態で長期間置かれると、見えない面にカビが育ちます。
窓枠とカーテンの付け根も見落とされやすいです。結露した水分が長期間同じ場所に留まるからです。
浴室の天井は、シャワーの湯気が上がり続けるため、黒いカビが広がりやすい場所です。掃除のときに見上げることが少ないため、気づくのが遅くなります。
自分でカビを拭いたとき、起きていること
カビを見つけたとき、雑巾で拭こうとする方が多いです。でも、拭くだけでは胞子が空気中に飛び散ります。
胞子は目に見えません。拭いたその場では「きれいになった」と感じますが、空気中に飛んだ胞子が別の場所に落ちて、また育ちます。拭く前よりカビが広がった、ということが起きやすいです。
市販のカビ取りスプレーは、表面のカビを漂白することができますが、素材の奥に入り込んだ根まで取り除くことは難しいとされています。
【職人さんへ】
「うちはカビ取りもやっています」と言える業者は、地域に多くありません。でも、梅雨明けのこの時期に「エアコンのカビが気になる」「押し入れを開けたらカビ臭かった」という問い合わせは、確実に増えます。
それを取りに行けるかどうかは、ホームページがあるかどうかで変わります。「カビ 掃除 ○○市」で検索した人が、あなたの施工ページを見つけられるかどうかです。
よければ、サンプルを一度ご覧ください。
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