「今週も投稿しないといけないけど、もう書くことがない」
Googleビジネスプロフィールの「投稿(最新情報)」を続けていると、多くの方がこの壁にぶつかります。
私はこの夏、清掃業や遺品整理業を中心に、50社以上のお店のGoogleマップを見てきました。その中で分かったのは、投稿が止まってしまう一番の原因は、やる気の問題ではなく「ネタの引き出しを持っていないこと」だということです。
毎回ゼロから「今日は何を書こう」と考えるから、疲れて止まってしまいます。あらかじめカテゴリーを決めておけば、あとは埋めるだけで済みます。
この記事では、実際に使えるネタのカテゴリーを、具体例つきでまとめました。
そもそも、なぜ投稿を続ける必要があるのか
本題の前に、少しだけ理由を確認させてください。
Googleビジネスプロフィールの「最新情報」に投稿があると、お店が「今も動いている」ことがお客様に伝わります。プロフィールの情報が何年も止まっているお店と、先週も投稿があるお店。初めて頼むお客様がどちらに安心するかは、言うまでもありません。
また、投稿の中身によっては、仕事の様子を写真つきで見せられます。「丁寧にやります」と言葉で書くより、現場の1枚の写真の方が、お客様には伝わりやすいのです。
「投稿」と「クチコミ」は別物です
ネタの話に入る前に、意外と混同されやすい点を整理しておきます。
Googleビジネスプロフィールには、似たようで役割の違う2つの機能があります。
- クチコミ:お客様だけが書ける、星の評価つきの感想です。お店側が代わりに書くことはできません
- 投稿(最新情報):お店側が自由に発信できる、お知らせのような機能です。この記事で扱っているのはこちらです
プロフィールの画面では、この2つが上下に並んで表示されるため、初めて見ると同じものだと思ってしまうことがあります。「投稿でお客様の声を紹介する」というのは、クチコミを偽って書くこととは違います。実際にいただいたクチコミを、お店側の投稿として「ご紹介」する形なら、まったく問題ありません。この違いを押さえておくと、ネタ探しのときにも迷いが減ります。
ネタを探す前に。1つだけ注意点
ネタのリストに入る前に、大事な注意を1つだけお伝えします。
AIによる定型文の自動生成や、同じ文章をテンプレートのまま繰り返し配信するようなやり方は、独自性のない量産コンテンツとしてあまり評価されない可能性があります。手間を省こうとして逆効果になっては、もったいないです。
この記事のリストは、あくまで「何について書くか」のカテゴリーです。実際の言葉や写真は、その日その現場のものを使うようにしてください。
ネタのカテゴリー一覧
投稿のネタは、大きく分けると次の8つのカテゴリーに収まります。順番に見ていきましょう。
1. 施工・作業風景(一番効くカテゴリー)
作業前後の写真、道具の準備をしている様子、現場に向かう前の一コマ。もっとも反応につながりやすいのが、この「仕事の中身が見える」カテゴリーです。
清掃業なら、浴槽の下やエアコンの内部など、お客様が普段見ない場所の写真は、それだけで「ここまでやってくれるのか」という驚きになります。
例:「本日は浴室エプロン内部の高圧洗浄でした。普段は見えない場所ですが、汚れの色素沈着は放っておくと材質そのものが劣化してしまいます。定期的な洗浄をおすすめしています。」
2. お客様の声の紹介
いただいた口コミやアンケートの中から、印象的な一言を紹介する形です。個人が特定される情報(フルネームや細かい住所など)は避け、「先日、浴室クリーニングをご利用いただいたお客様より」といった書き方にします。
例:「先日、浴室クリーニングをご利用いただいたお客様より、『今まで取れなかった汚れを落としてもらえました』とのお声をいただきました。ありがとうございます。」
3. 季節・時期のお知らせ
繁忙期の案内、混みやすい時期の予約の呼びかけ、季節ならではの困りごとへの言及です。検索するお客様の「今のタイミングの悩み」にちょうど合うことがあります。
例:「エアコンクリーニングは、稼働前の今の時期にご依頼が集中しやすくなっています。夏本番の前に、一度点検を兼ねた洗浄はいかがでしょうか。」
4. よくある質問への回答
お客様からよく聞かれる質問を、そのまま投稿にする形です。すでに何度も答えている内容なら、新しく考える必要がありません。
例:「『洗浄後、すぐお風呂に入っても大丈夫ですか』というご質問をよくいただきます。当店で使用する洗剤は、作業後すぐにご使用いただけるものを選んでおります。」
5. 道具・こだわりの紹介
使っている機材や洗剤、道具へのこだわりを紹介するカテゴリーです。専門的な機材ほど、写真だけで説得力が出ます。
例:「エプロン内部の頑固な汚れには、高圧洗浄機を使用しています。手洗いでは届かない奥まで、しっかり洗浄いたします。」
6. 対応エリアの紹介
「〇〇市の〇〇エリアで作業してきました」というように、実際に訪問した地域を紹介する投稿です。地域名を含めることで、その地域で探しているお客様の目に留まりやすくなります。
例:「本日は吹田市内でのご依頼でした。近隣の豊中市・摂津市にも出張対応しております。」
7. お手入れの豆知識
お客様自身でできる簡単なお手入れのコツを紹介するカテゴリーです。すぐに依頼につながらなくても、「詳しい人だ」という信頼の積み重ねになります。
例:「浴室の鏡のウロコ汚れは、水滴が残った状態が続くことで進みやすくなります。使用後にひと拭きするだけでも、進行を遅らせることができます。」
8. お店からのお知らせ
営業時間の変更、休業日、新しいサービスの開始など、事務的なお知らせです。頻度は少なくてよいカテゴリーですが、必要なときに使えるよう覚えておいてください。
例:「お盆期間中(8月13日〜16日)は休業とさせていただきます。ご不便をおかけしますが、よろしくお願いいたします。」
迷ったら、この順番で選ぶ
8つも並ぶと、逆にどれを選べばいいか迷うかもしれません。迷ったときは、次の順番で考えてみてください。
- 今日、印象に残った現場はあったか → あれば「1. 施工・作業風景」
- 最近もらった良い反応はあったか → あれば「2. お客様の声」
- どちらもなければ → 「4. よくある質問」か「7. お手入れの豆知識」から、ストックしておいた内容を1つ出す
この順番さえ決めておけば、「何を書こう」と悩む時間がほぼなくなります。
頻度は、無理のない範囲で
投稿の頻度について、「毎日やらなければ」と気負う必要はありません。現場で写真を撮る習慣をつけて、週に1回でも投稿が続けば、プロフィールの印象は着実に変わっていきます。
8つのカテゴリーを1週間で1周させるようなイメージで、無理なく回していくのがおすすめです。
写真を撮るときの、簡単なコツ
文章より写真の方が伝わる、という話を繰り返してきましたが、撮り方に特別な技術は必要ありません。
- 明るい場所で撮る:暗い写真は、それだけで印象が悪くなります。可能であれば照明をつけてから撮影してください
- 作業前・作業後をセットで残す:ビフォーアフターは、投稿でも一番反応につながりやすい形です
- スマホのカメラで十分:高価な機材は不要です。毎回サッと撮れることの方が、続けやすさにつながります
まとめ:ネタは、探すものではなく、分類しておくもの
投稿が続かなくなる一番の理由は、やる気ではなく「毎回ゼロから考えていること」でした。
この記事で紹介した8つのカテゴリーを頭の片隅に置いておくだけで、「今日は何を投稿しよう」と悩む時間はぐっと減ります。特別な文章力も、撮影技術もいりません。今日の現場を、決まった型に当てはめるだけです。
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