清掃業者がホームページを作るときに知っておきたいこと|費用相場・入れるべき内容・失敗しない選び方

清掃業者がホームページを作るときに知っておきたいこと。費用相場・入れるべき内容・失敗しない選び方 清掃業



「そろそろホームページを作った方がいいのかな」

清掃業を営んでいる方から、こういったご相談をいただくことがあります。名刺がわりに1ページあれば十分なのか、それとも本格的なホームページが必要なのか。費用はいくらかかるのか。何を載せればいいのか。調べれば調べるほど選択肢が多くて、迷ってしまう分野です。

この記事では、清掃業・ハウスクリーニング業者さんがホームページを作るときに知っておきたいことを、費用の考え方から失敗しやすいポイントまで、順番に整理しました。

そもそも、清掃業にホームページは必要?

結論から言うと、口コミや紹介だけで仕事が回っている方でも、ホームページ(または集客ページ)を持っておく意味はあります。理由はシンプルで、お客様は依頼を決める前に、あなたのお店を検索で確認するからです。

知人から紹介されたときも、「一応どんなお店か見てみよう」とGoogleで店名を調べる人は多いです。そのときに出てくるものが、Googleビジネスプロフィール(Googleマップ上の情報)だけだと、住所と口コミがいくつかあるだけで終わってしまいます。そこにホームページがあれば、料金の目安、実際の作業風景、スタッフの人柄まで伝えることができます。

つまりホームページは、新規のお客様を集める道具であると同時に、すでに来た問い合わせを「この人になら頼んでも大丈夫」と後押しする道具でもあります。逆にホームページがないと、比較検討の土俵にすら乗れないまま、他の業者に流れてしまうことがあります。

ホームページ制作の費用は、どれくらいかかる?

費用は、どこまで自分でやるか、どこまで作り込むかによって大きく変わります。大きく分けると3つの選択肢があります。

選択肢 費用の目安 向いている人
自作ツール(Wix・STUDIO・ペライチなど) 無料〜月額数千円程度 時間があり、多少手を動かすことに抵抗がない人
集客ページ(LP)1枚を外注 制作費として数万円台が中心。加えて月額の保守費がかかることも多い まず1枚、問い合わせが来る形を作りたい人
複数ページのホームページを外注 制作費として数万円〜十数万円程度と幅があり、こちらも月額の保守費がかかることが多い 会社概要・スタッフ紹介・施工事例など、しっかり見せたい人

参考までに、私たちfufumumu_designが清掃業の方からお受けしている場合は、集客LP1枚で3〜5万円、月額保守は内容修正のみのライトプランで3,000円から、写真の入れ替えなど少し幅を持たせたスタンダードプランで5,000円からご案内しています。ページ数が多いホームページになるほど、保守で扱う範囲も広がる分、月額も上がっていく傾向にあります。制作会社によって価格帯の考え方はさまざまなので、あくまで一例として見ていただければと思います。

費用が上下する主な理由は「ページ数」と「作り込みの深さ」です。トップページ1枚だけの構成と、サービス紹介・料金・施工事例・スタッフ紹介・アクセスまで分かれた5ページ構成では、書く文章の量も、撮影して使う写真の枚数も変わってきます。見積もりを受け取ったときは、金額だけでなく「何ページ分の作業が含まれているか」を確認すると、比較しやすくなります。

大事なのは、値段の高い安いよりも「その金額で、何が手に入るか」です。安くても更新できない・スマホで見づらいページより、多少費用がかかっても問い合わせにつながるページの方が、結果的に元が取れます。

LP(1枚型)と複数ページのホームページ、どちらを選ぶべき?

清掃業の場合、「1枚の集客LP」と「複数ページのホームページ」のどちらが向いているかは、事業の状況によって変わります。

LP(1枚型)が向いているケース:まずは低コストで問い合わせの入口を作りたい方、エアコンクリーニングなど得意な1サービスに絞って集客したい方に向いています。1つのページに情報を集約するので、読む人が迷わず、そのまま問い合わせボタンに進みやすいのが特長です。

複数ページのホームページが向いているケース:対応できるサービスの種類が多い方、スタッフが複数いて会社としての信頼感を出したい方、地域で長く事業を続けていく前提で「資産」として育てたい方に向いています。ページが分かれている分、検索エンジンから見つけてもらえるキーワードの入口も増えます。

最初からどちらが正解と決めつけず、「今、何を一番伝えたいか」で選ぶのがおすすめです。迷ったら、まずLP1枚で始めて、事業が育ってきたタイミングでページを増やしていく、という進め方も現実的です。

ホームページに入れておきたい8つの内容(チェックリスト)

作ってから「あれを載せ忘れた」とならないように、清掃業のホームページに入れておきたい項目をチェックリストにしました。

  • 対応できる清掃の内容:エアコン・浴室・キッチン・水回りセットなど、何ができるかを具体的に書きます。「一式対応」だけだと、初めての方には内容が伝わりません。
  • 料金の目安:「◯円〜」だけでなく、追加料金が発生する条件(お掃除機能付きエアコン・駐車場代など)も書いてあると、後からのトラブルを防げます。
  • 対応エリア:近い地域の方が見て、すぐ「うちも対象だ」とわかるように、市区町村単位で書いておきます。
  • 施工事例・ビフォーアフター写真:言葉より写真の方が、仕上がりのイメージが一瞬で伝わります。汚れる前・きれいになった後を並べるだけで説得力が変わります。
  • お客様の声:実際にいただいた感想は、何よりの安心材料になります。一言だけでも、複数件あると信頼感が増します。
  • スタッフ紹介:顔と名前が見えるだけで、知らない人を家に入れる不安がやわらぎます。趣味や人柄が伝わる一言があると、なお親しみやすくなります。
  • よくある質問:当日の流れ・立ち会いの要不要・キャンセル規定など、電話では聞きにくい質問への答えを先に用意しておきます。
  • お問い合わせ方法:電話だけでなく、フォームやLINEなど複数の窓口があると連絡のハードルが下がります。現場作業中は電話に出られない、という方には特に効果があります。

この8つがそろっているだけで、「どんな人が、何を、いくらでやってくれるのか」がひと目でわかるページになります。逆に言うと、この中のどれかが欠けていると、お客様は不安を抱えたまま問い合わせボタンを押すかどうか迷うことになります。

自分で作る? それとも外注する?

自作ツールと外注、どちらにもメリットとデメリットがあります。

メリット デメリット
自分で作る 費用を抑えられる/自分のタイミングで更新できる 作業時間がかかる/デザインや文章の見せ方に差が出やすい
外注する 本業の作業時間を削らずに済む/見せ方のプロが整えてくれる 費用がかかる/完全にお任せだと、伝えたいことが正しく反映されないこともある

目安として、現場の作業でスケジュールが埋まっている方は、ホームページ作りに何時間もかけるより、その時間を仕事に充てた方が売上につながることが多いです。逆に、閑散期があって時間に余裕がある方は、まず自作ツールで試してみて、必要になったら外注に切り替える、という進め方も現実的です。

外注する場合も、丸投げにせず「どんなお客様に、何を一番伝えたいか」だけは自分の言葉で伝えることをおすすめします。制作会社がどれだけ経験豊富でも、日々現場に立っているのは業者さん本人です。現場でよく聞かれる質問や、お客様が喜んでくれたポイントは、制作会社よりも詳しく知っているはずです。

「まずは無料ツールで簡単なものを自分で作り、問い合わせが増えてきたら本格的なものを外注する」という、段階を踏んだ進め方をされる方もいます。最初から完璧を目指さず、今の事業の規模に合ったところから始めるのも、ひとつの正解です。

公開して終わりにしない。よくある失敗

ホームページは、作って公開した瞬間がゴールではありません。実際によく見かける失敗をいくつか挙げます。

  • スマホで見づらい:清掃業を探す方の多くはスマホで検索します。パソコンでは綺麗に見えても、スマホで文字が小さすぎたり、ボタンが指で押しにくかったりすると、そのまま離脱されてしまいます。公開前に、必ず自分のスマホで実際に開いて確認しておきましょう。
  • 作って満足して、更新しない:料金や対応エリアが何年も前の情報のまま放置されているページは、見る人に「今もやっているお店なのかな」という不安を与えます。季節ごとの繁忙期案内など、少しずつでも更新の跡があると安心されます。
  • 電話番号しか書いていない:日中は現場作業で電話に出られない方も多いはずです。フォームなど、時間を気にせず送れる窓口があるだけで、問い合わせのハードルが下がります。
  • Googleビジネスプロフィールとリンクしていない:Googleマップの情報とホームページが結びついていないと、せっかく検索で見つけてもらっても、そこで終わってしまいます。マップの情報とホームページは、必ずセットで整えておきましょう。
  • 検索されない:「地域名+清掃業」のようなキーワードで、そもそも検索結果に出てこないケースも多いです。デザインが綺麗なだけのページより、検索で見つけてもらえるページの方が、長い目で見て問い合わせにつながります。

よくある質問

Q. SEO対策は絶対に必要ですか?
必須ではありませんが、やっておいて損はありません。地域名と作業内容を組み合わせたキーワード(例:「◯◯市 エアコンクリーニング」)を意識してページを作るだけでも、検索から見つけてもらえる可能性が変わってきます。

Q. 写真は自分のスマホで撮ったものでも大丈夫ですか?
大丈夫です。プロのカメラマンに撮影してもらうのが理想ではありますが、多くの制作会社は自前で撮影した施工写真をもとにページを作ってくれます。明るい場所で、ビフォーアフターがわかるように撮っておくのがポイントです。

Q. 公開してからどれくらいで問い合わせが来ますか?
検索から新規のお客様が来るまでには、ある程度の時間がかかることが多いです。公開してすぐに反響が出なくても焦らず、まずはチラシや紹介と組み合わせて、ページの存在を知ってもらうところから始めるのがおすすめです。

Q. 月額の保守費は何のためにかかりますか?
料金改定やキャンペーン情報の差し替え、施工事例の追加など、公開後の更新作業に対する費用です。自分で更新できるツールを使えば保守費はかかりませんが、その分、更新のたびに自分の時間を使うことになります。「自分の時間を使うか、費用を払うか」のどちらを選ぶかという考え方で見ると、判断しやすくなります。

こんなケースでよくご相談いただきます

実際にどんな悩みからホームページ制作を考え始めるのか、よくあるパターンを2つご紹介します(※想定モデルケース)。

ケース1:ポータルサイトの手数料に頭を悩ませている方
くらしのマーケットなどのポータルサイト経由で予約が入るたびに、成約額の2割前後が手数料として引かれていくことに、そろそろ限界を感じ始めている状態です。ポータルサイトをやめるのではなく、並行して自分のホームページを持つことで、そこから直接問い合わせが来た分は手数料がゼロになります。少しずつでも「自分のお客様」の比率を増やしていく、という考え方です。

ケース2:紹介は多いのに、ホームページが名刺代わりになっていない方
口コミや紹介で仕事は途切れないものの、「一応検索してみたら、情報が古いページしか出てこなかった」と、紹介されたお客様に不安を感じさせてしまっているケースです。この場合は大掛かりなホームページよりも、料金・エリア・お客様の声がまとまった集客ページを1枚用意するだけで、紹介の効果がぐっと高まります。

どちらのケースも、共通しているのは「今すぐ大きな仕事を増やしたい」というより、「今ある信頼を、きちんと形にして見せたい」という悩みです。ホームページは、そのための一番手軽な手段のひとつです。

地域名での検索を意識したページ作り

清掃業は、基本的に近隣のお客様が対象になる仕事です。だからこそ、ホームページの中に「対応エリアの地名」を自然な形で入れておくことが、検索から見つけてもらう上で効果を発揮します。

たとえば「エアコンクリーニング」という言葉だけでは、全国のたくさんの業者と競うことになります。そこに「◯◯市」「◯◯区」といった地域名を組み合わせることで、その地域で探している方に届きやすくなります。トップページの見出しや、サービス紹介のページに、対応エリアの地名を無理のない範囲で書いておくのがコツです。

ただし、地名を不自然に詰め込みすぎると、かえって読みにくいページになってしまいます。あくまで「実際にそのエリアで仕事をしている」ことが伝わる書き方を意識するのがポイントです。

まとめ:ホームページは「見せる場所」から「選ばれる場所」へ

清掃業のホームページ制作は、値段の比較で終わらせるのではなく、「そこに何が載っているか」「公開したあとどう育てていくか」まで考えることが大切です。

  • 費用は、自作ツールなら月額数千円から、外注なら数万円〜十数万円程度と幅がある
  • 載せる内容は、サービス内容・料金・エリア・事例・お客様の声・スタッフ紹介・よくある質問・問い合わせ方法の8つが基本
  • 公開後は、スマホでの見やすさ・情報の更新・複数の問い合わせ窓口・Googleビジネスプロフィールとの連携を忘れずに

ここまで押さえておけば、「とりあえず作ってみたけど何も変わらなかった」という状態を避けやすくなります。

【清掃業の職人さん・業者さんへ】

ここまで読んでいただいた方は、すでにホームページの必要性を感じている方だと思います。私たちfufumumu_designは、清掃業・ハウスクリーニング業者さん向けに、この記事でお伝えした8つの要素を踏まえた集客ページ(LP)制作をお手伝いしています。「こんな感じになります」というサンプルもありますので、よければご覧ください。

▶ 清掃業向け 集客LPのご案内を見る

集客方法そのものから比べたい方は、こちらの記事もどうぞ。
ハウスクリーニングの集客はどうやる?チラシ・ポータルサイト・ホームページを費用で比べました

これから独立・開業される方は、集客の順番についてまとめたこちらもあわせてどうぞ。
ハウスクリーニングで独立・開業したら、集客は何から?営業目線で順番に整理しました

ハウスクリーニングの基礎(費用相場・選び方・比べ方)から知りたい方は、こちらもどうぞ。
初めてのハウスクリーニング、費用・選び方・比べ方をぜんぶまとめました

※本文中の費用は目安であり、制作会社・依頼内容によって変わります。正確な金額は各制作会社に直接ご確認ください。

この記事を書いた人

「見た目がきれいなだけのページ」ではなく、問い合わせや応募につながることを目指したページを作っています。

運営者は、上場企業で20年間、営業ひとすじ。電話営業・インサイドセールスの最前線から、約70名の営業チームのマネジメントまで経験してきました。「どんな言葉で人の心が動くのか」「どうすれば“お願いします”と言ってもらえるのか」を、机上ではなく現場で、20年かけて体に叩き込んできた人間です。

デザイナーが作るLPは“見た目”で終わりがちです。私が作るのは、営業の視点で「何を・どの順番で伝えれば人が動くか」まで考えた、集客・採用のためのページです。「人が来ない・選ばれない」というお悩みのお手伝いに、営業だからこそ力を注いでいます。20年の営業経験が、いちばん生きると考えています。

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