危険物乙3について
危険物取扱者乙種第3類(乙3)は、第3類危険物(自然発火性物質・禁水性物質)を取り扱うための国家資格です。試験は一般財団法人消防試験研究センターが実施し、受験資格は不要(誰でも受験可)です。
試験は筆記のみ35問(2時間)。科目は「危険物に関する法令」(15問)・「基礎的な物理学および基礎的な化学」(10問)・「危険物の性質ならびにその火災予防および消火の方法」(10問)の3科目です。合格基準は各科目60%以上かつ全体60%以上。
乙3の合格率は乙種全体では60〜70%前後と乙4(約37%)より高く、比較的取得しやすい資格です。乙4を含む乙種4種類以上を取得すると甲種の受験資格が得られるため、甲種を目指す方が乙3を取得するケースが多くあります。
第3類危険物は「自然発火性物質」(空気に触れると発火)と「禁水性物質」(水に触れると発火・可燃性ガス発生)に分類されます(消防法別表第一より)。
| 品名 | 指定数量 | 危険等級 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| カリウム(K) | 10kg | I | 自然発火性+禁水性。灯油中に保管。炎色:紫 |
| ナトリウム(Na) | 10kg | I | 自然発火性+禁水性。灯油中に保管。炎色:黄 |
| アルキルアルミニウム | 10kg | I | 自然発火性+禁水性。不活性ガス封入保管 |
| アルキルリチウム | 10kg | I | 自然発火性+禁水性。不活性ガス封入保管 |
| 黄りん(P₄) | 20kg | I | 自然発火性のみ(禁水性なし)。水中に保管。注水消火OK |
| アルカリ金属(K・Na除く) | 50kg | II | 禁水性。リチウム等。乾燥砂で消火 |
| アルカリ土類金属 | 50kg | II | 禁水性。バリウム等。乾燥砂で消火 |
| 有機金属化合物(Al・Li除く) | 50kg | II | 禁水性。ジエチル亜鉛等。乾燥砂で消火 |
| 金属の水素化物 | 300kg | III | 禁水性。NaH・CaH₂等。水→H₂発生 |
| 金属のりん化物 | 300kg | III | 禁水性。Ca₃P₂等。水→PH₃(猛毒)発生 |
| カルシウム・アルミニウムの炭化物 | 300kg | III | 禁水性。CaC₂→C₂H₂,Al₄C₃→CH₄発生 |
第3類危険物(自然発火性物質・禁水性物質)は「空気または水と接触すると発火・可燃性ガス発生の危険がある」物質です(消防法別表第一)。
共通の危険性:自然発火性物質は空気(酸素)と接触するだけで発火します。禁水性物質は水・湿気と接触すると発火または水素・アセチレン・りん化水素等の可燃性・有毒ガスを発生します。両方の性質を持つ物質(カリウム・ナトリウム等)もあります。
消火方法:禁水性物質の火災には水・泡消火剤は絶対使用不可。乾燥砂・膨張ひる石・膨張真珠岩で覆います。例外:黄りん(禁水性なし)は注水消火が可能です。
貯蔵:カリウム・ナトリウムは灯油中に保管。黄りんは水中に保管。アルキルアルミニウムは不活性ガス中に密封保管。その他の禁水性物質は乾燥した密閉容器で保管します。
| 項目 | 乙種第3類(乙3) | 乙種第4類(乙4) |
|---|---|---|
| 対象危険物 | 自然発火性・禁水性物質(固体・液体) | 引火性液体(燃える) |
| 指定数量 | 10kg〜300kg(品名による) | 50L〜10,000L(品名による) |
| 合格率 | 60〜70%前後(比較的高い) | 約37%(比較的低い) |
| 受験者数 | 乙種の中では少ない | 年間数十万人(最も多い) |
| 主な受験層 | 化学工場・金属工場・甲種目指す方 | ガソリンスタンド・石油化学 |
甲種危険物取扱者の受験資格は「乙種4種類以上の免状取得」が一つの方法です。乙4を持っている方が乙3も取得することで甲種受験に近づけます。
※確認済み問題集は、消防法・消防法施行令・危険物の規制に関する政令・規則の条文を根拠に、AI(GPT-4o-mini)が生成した問題を制作者が1問ずつ照合・修正したものです。公式の過去問題は消防試験研究センターの著作物であり、このアプリには掲載していません。AIが生成する問題は本番の問題そのものではありません。AI生成のため誤りが残る可能性があります。間違いを見つけたら報告ボタンで教えてください。
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